≪ 微細インサート成形の秘密　｜　　▼インサート成形の効用

1	絶縁体（樹脂）と伝導体（金属）をパッケージ部品にインサート成形し、部品の省スペース化、小型化、軽量化を可能にします。 スプール （部品の省スペース化、小型化、軽量化）

2	樹脂の成形容易性、たわみ性などと金属の剛性・強度・耐熱性などを組み合わせ、相互補完させ、丈夫で複雑精巧な部品を作れます。 コネクター（ターンディマー） （丈夫で複雑精巧な部品）

3	特に、樹脂の絶縁性と金属の誘電性を組み合わせ、電気機器の基本機能を実現する部品を作れます。 コネクター（インシュレーター） （樹脂の絶縁性と金属の誘電性を組み合わせ）

4	複数の部品（インサート品）を成形で組み立ててしまうことで、部品点数を削減し、次工程のユニットの組み立てを合理化できます。 リレー（ベース） （部品点数の削減、組み立ての合理化）

5	溶融樹脂で金属部品を包みますので、圧入に比べ金属パーツのピッチを狭くでき、信頼性の高い複合部品を作れます。 コネクター（ハウジング） （信頼性の高い複合部品）

6	インサート品は金属に限らず、電線コード・プラスチック・ガラス・コイル類・素子類などのエレクトロニクス・布・紙・糸・木材など、多様なものが可能で多様な複合部品を作れます。

7	剛体の成形品や部品にたわみ性・弾力性のあるゴムガスケットをアウトサート成形で一体化すれば、整列の難しいパッキンの扱いがなくなり、次工程の自動組み立てが優位になります。 エアダンパ コントロール （アウトサート成形の一体化、自動組み立て優位）

8	樹脂の選択、成形条件の工夫により、変形破損しやすい部品（ガラス・コイル・素子など）でも樹脂で封止、固定できます。 ボビンコイル （樹脂で封止、固定を可能）

9	金型構造の工夫により、インサート部品を完全に樹脂内に封じ込めることができます。 ジョイント （インサート部品の完全樹脂内封じ込め）

10	インサート品を成形後、消失（ロストコア）させ、中空アンダカットのある成形品を作ることができます。 コネクター（カバー） （中空アンダカットのある成形品）